第一話について

 

 何か書いてみよう。そう思ったのは、今から約五年前(二〇一〇年現在)だった。

そして、書き始めたときは、『ハッピーエンドの迎え方』という題名ではなく、『人々がいるという価値』だった。題名だけではなく内容もひどいもので、冒頭で主人公が学校の屋上から飛び降りるところから始まっていた。しかし、あまりにもひどいので、それをほぼ書き直した(とは言っても、一話か二話程度しか書いていなかったのだが)のが、この『ハッピーエンドの迎え方』である。なので、所々『人々(以下略)』に使われていたものがある。例としてあげるなら、屋上から始まるシーンや、基本的に主人公視点で物語が進むところ。そして、主人公の友人関係などである。

この、『ハッピーエンド(以下略)』の前半も四,五年前に書いたものなので、文字が全く上手くない。少しずつ文字を変えてはいるが、それでもほとんど変わらないのだ。

 

 

 

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